どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

木曜日, 2月 10, 2011

コイゴコロ

「・・・はぁ~・・・。」
「・・・若い娘が溜息なんかつくもんじゃないぞ。」

「あ・・・ごめんなさい・・・(あ・・・左京・・・)。」
「ん。素直でよろしい。」

左京が美しい女性と親しげにしているシーンを見てしまってから、橘花は左京のことばかり考えている。
左京が目の前を横切ると、ドキッとする。
そして、ぐるぐるといやな感じが胸の奥から湧き上がってくる。
「よぉ、橘花。お前ちょっと、絵の指南してくんないか?」
「ギル、絵なんか始めたの?それなら宗太くんの方がうまいよ。」

「あいつはうますぎて、話しも小難しいからヤなんだよ。」
「うまい人に習った方がいいじゃん。ワタシ、人に教えるのって苦手だもん。」
「そうなのか?お前の絵がいいんだけどな。色がキレイだし。」

「お腹すいたな。なんか残り物、あるかな?」

なぜか圭介越しに話をしていた橘花とギルだったが、圭介は何かを察知するようにその場を離れていった。
「左京ってさぁ、近くで見るとやっぱカッコいいよね~。」
「なに言ってるんだよ。・・・ま、面と向かって言われると悪い気はしないけど、ほどほどにしないと・・・。」

そう。こないだから、ギルは、ロッタの尻軽っぷりに苛立っていたのだ。
「左京ってさー。なんでカノジョ作らないの?あ、それとも、もういるの?」
「そんな年じゃないって。」
「ウソウソ~。左京を虜にするのってどんな人なの?キレイ系?可愛い系?」
「別に外見にはこだわらないよ。」

「ねー、デートしようよ~。踊りに行こ?」
「遠慮しとくよ。」
「じゃ、映画でも見に行こ?」
「いや~・・・君、仕事は?」
「今日はお休みっ。」←ウソ

ロッタがオトコを口説くのは日常茶飯事だ。
挨拶代わりにオトコをべた褒めする。もちろん本気などではない。
以前からそれは分かっていたが、このところ妙に苛立つ。
「左京っ!てめ、俺の目の前でロッタといちゃいちゃすんなっ!」
「ちょ・・・俺、なんにもしてないじゃないかっ!」

「だいたい、お前がちゃんと手綱握っとかないからだろうが。」
「なんだとー?」

『うわ。修羅場だ・・・。パパ、逃げたわね・・・。』

そう。
圭介にはこの展開がなんとなく読めたのでこの場から離れていったのだ。
逆に、橘花は動けなくなってしまった。
「ちょ・・・ちょっと待ってよー、ギルー。そんなに怒らなくったって・・・。」
「大体お前、そんな格好で家ん中うろうろすんじゃないっ。」
「だってこれ、ねまきなんだもん・・・。」

「お前な、自分のこと分かってんのかっ?」
「え・・・なに・・・?」
「お前みたいのに口説かれたら、オトコはぐらつくに決まってるだろうがっ!」

「えっ?そんなことないよぉ~。」
「お前・・・分かってないな。」

「やだ、ギル。なに言ってんの?本気で怒ってるの?おかしいよ。」
「別におかしくないと思うぞ。」

「分からないならもういいさ。」
「えー・・・。」

ギルはそう言い残すと、その場から離れていった。

『あ。終わった。ギル、コワイなぁ。』

いつになく、ギルが本気で怒っていた。
口調が静かな分、余計に怖い。
「う~ん・・・。ロッタがあんな風なのって、前々からなのに、今更って感じだけど・・・。どうしたのかな?・・・ありゃ、なんじゃ?これ。」

タイムマシン完成。

「ギル・・・どっか行っちゃった・・・。なんで怒られたんだろ・・・。」

いつものことなのに・・・とロッタも思っていた。
「・・・ったく。ホントに分かってないな、あいつは・・・。
あいつの本気が見えるまでは・・・やっぱ無理か・・・。」

「プロポーズ・・・は、まだお預けかな。なぁ、2号。」
「ぴぴっ。」

ロッタが誰かれ構わず口説くのを、今までも快くは思っていなかったが、このところ妙にイラつく。
イラつくのは、自分がロッタに対して本気になっている証拠だ、とギルは思っていた。
ロッタを繋ぎとめておきたい、と初めて思った。
けれども、ロッタの本当の気持ちが分からない。

「なぁ、橘花。昼間、ギルとロッタ、ケンカしてたろ?何があったんだ?」
「ああ。痴話喧嘩。ロッタが左京のこと誘ってたから、ギルがキレちゃって。」
「う~ん。帰るのが一足遅かったなー。」
「悪趣味よっ。」

「ところでお前、知ってる?左京がさ、昨日女の人と抱き合ってたって。」
「・・・え?・・・なにそれ・・・・。」
「俺の職場のヤツが目撃したんだよ。これってスクープかもよ~。」

「ますます悪趣味っ。」
「あれ?面白くなかった?この話し。」
「面白くなんかないし。」
「お前、ノリ悪いなぁ~。」
「ほっといて。」

橘花が乗ってくれなかったので、今度はロッタに話してみた。
「なぁ、ロッタ。知ってるか?左京がさ・・・。」
「・・・ゴメン。今そういう話題、気分が乗らないよ。」

仕事場では大いに盛り上がった話題だったが、この家の皆には受けないようだった。

「左京のこと・・・そんな噂になってるのか・・・。そうだよね。左京はスターなんだもん。普通の人じゃないんだもん・・・。」

左京にハマってから今まで、左京の浮いた噂の一つや二つ、聞いたことがないわけではなかったが、火のないところに煙は立たない、の例え通り、それは本当のことかもしれない。
なにしろ、橘花自身も目にしたのだから・・・。







ギルにそろそろ年貢を収めさせようかと思って(^-^;)

ところで、職場の同僚が二人、ダウンしました。
4人のチームなのに二人って・・・。
二人ともインフルエンザじゃないことを祈る(-人-;)

4 件のコメント:

  1. こんばんわ~♪

    橘花が恋を…?しかも相手は左京とは!!!
    実は昼間、この前の回のを見てたんですよ(仕事中に)
    んで、え?え?とか思ってて。
    なんだか私までドキドキしちゃいました(笑)

    でも分かります、彼女の気持ち。
    ああ言う場面を見て初めて気づいたりしちゃうんですよね。
    ドキッから始まって後はどんどん気になりだしちゃう。
    まさしく恋です、これは!
    そうか…とうとう橘花が恋をしたか…。
    う~ん、うまく言って欲しいような気もしますが、
    左京の気持ちがまだ分からない。

    ユズさんたら、小憎らしい演出をしますね(笑)
    続きが気になるじゃないですか!
    どうなんだろ?見逃せませんね。楽しみです♪

    ところで、会社の人達は大丈夫だといいですね。
    インフルだとしたら、
    ユズさんの仕事もしばらくは大変になるんじゃないでしょうか。
    単なる風邪だといいですが、
    でも今は流行ってるので、もしかしたらもしかするかもですよね。
    どうかお体にお気をつけて下さいね。
    もし忙しくなってアップ出来なくても私は待ってますので。
    だって……続きが見たいですから(笑)(それかい!)
    又遊びに来ます♪

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  2. まことんさん、おはようございまーす!

    とうとう橘花が自分の気持ちに気付いてしまいましたよ~。
    えへへ。でもどう転ぶか分かりませんよ~(^-^;)ゝ
    でも左京なら、相手にとって不足なし、ですよ。
    そもそも橘花は左京の追っかけでツイン・ブルックに来たんですもんね。
    何かきっかけがあって、『あ、この人のこと好きだ!』って急激に思っちゃうことってありますよね。
    まさにそれです。
    マルゴさんには悪いけど、ちょっと悪役やって貰います。
    本当は、全然関係ないNPCの人でやろうかな、って思ってたんですが、街の人じゃない方がいいような気がして。

    まー、続きが気になる小憎らしい演出はお互い様ですよ♪
    まだ取り溜めたスクショがあるので、更新は続けられそうです!

    ホントに、同僚たちは大丈夫だろうか・・・。
    同僚の中で、一番丈夫な二人がダウンしてしまったので、ちょっと心配です。
    インフル、うつしたかなぁ。
    でもワタシが一週間休んだ後なので、それはないと思うんだけども・・・。
    ワタシが住んでる地域では大流行してるので、会社の中でも次々にダウンしてるんですよね~。
    ホント、祈るばかりです~(>人<;)

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  3. ユズさん .:+:.::.:+:(,, ・∀・)ノ゛コンニチハー.:+:

    体調はその後いかがでしょうか?!
    無理をするとまたぶり返しちゃうのでご自愛くださいねっ☆

    ロッタの尻軽押さえ込み作戦ですねっwww
    果たしてギルと結婚して大人しくなってくれるのでしょうか・・w心配・・

    橘花ちゃんのおっかけファンから本当の恋に発展ですねっ。
    とってもステキで自然だと思います。
    がんばれーーっ!って言いたいけど・・
    息子との仲が危ぶまれます・・
    はう~~どぉなるんでしょうか?!
    気になる展開ですねっ!

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  4. ぽよ~んさん、こんにちは!

    こないだはゴメンなさい~(≧д≦)・゚゚・。
    もう回復したので、大丈夫ですよ!
    あの時は、熱があって、『あ・・・コメント返信しまきゃ・・・でも動くのキツイ・・・でも一言だけでも・・・』ってな感じだったのですよ。
    すっかり元気になりましたが、また急に寒くなったので、気をつけなきゃですね(^-^)ゝ

    ロッタちゃんは、ギルと既に恋人同士なのに、誘惑癖は相変わらずです。
    幽霊の以蔵まで口説きだしたよこの子・・・と思って、ギルをキレさせてみましたd(≧▽≦*)
    ロッタちゃんの心境にも変化が現れるのではないかな?

    橘花がダニエルや宗太の気持ちに気付かないのは、やっぱり左京の存在があるからなのですよ。
    ずっと左京に擬似恋愛の感情を持ってたのが、本物に変わっちゃいました♪
    それを知ったら、ダニエルと宗太が黙ってるわけはないんですが・・・。

    恋の季節(?)なんですが、恋愛の話しってワタシには難しい~。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

    あ、そうだ。
    こんなとこで言うのもあれなんですが・・・つべのチャンネル登録、ありがとうございます!
    おすすめチャンネルのところに見覚えのあるサムネがあったので、覗いてみたら、ぽよ~んさんのチャンネルだったので、登録しちゃった♡
    連載は終わっちゃったけど、これでいつでもブルーノに会えるわ~(^-^*)
    (・・・いや、サイトに行っても会えますが・・・)
    動画の作り方をちょこっと覚えたので、動画でレビューもいいなぁ、なんて少し思ってます。

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