どうして道路を渡るの?

ようこそ、いらっしゃいませ!

こちらでは、EAのTHE SIMS 3での擬似日常をだらだらと綴っています。

*改めてごあいさつ*

長きにわたり、放置していてすみませんでした。

いつかは戻ってくる、と決めていたので、
移転や閉鎖もせず、けどいつの間にか2年半も経っていました。

やっと戻ってこれましたので、イチから出直します。

「君がいた世界」は、未完のまま終了です。
また、別館は閲覧できない状態にしています。

本当に、長い間留守にして、申し訳ありませんでした。

お気に入りリンクの整理、やっとしました。
リンク切れサイト様もいくつかあって、
2年半と言うのは長かったな・・・と改めて実感しています。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

主役ふたり、やっと揃いました。

Calico Capriccioso
第2話 新しい出会いとか再会とか

最終更新日 2015.04.03

金曜日, 10月 29, 2010

いいオンナの条件

「わぁ。なにここ?」
「橘花、踊ろっか。」

中は虹色のライトに照らされたホールです。
音楽が流れ、異空間に迷い込んだような感じがします。
「全然、人いないねー。」
「昼間だからねー。」
「いない方がいいけど。こんな格好見られるのイヤだし。」

と、二人が踊り始めると、
「あ、スケさんだ。」
「スケさん、こんにちはー。」
「やぁ!ロッタちゃんに橘花ちゃんか!」

「スケさんも踊りに来たのー?」
「こんなトコなら、もっとめかしこんでくるんだったなぁ。」

どこにでも現れるスケ三郎です。

「踊ってたら頭からっぽになってくるねー。」
「でしょ?でしょ?」
「考えるのがイヤになってくる。」
「なんかあったのー?」

「うーん・・・。なんか腑に落ちないこととかね。」
「オトコ関係?」
「まっさかー!」

ひとしきり踊っていると、少し気分が上向きになってきました。

「あー、のど渇いた~。」

「なに飲んでんの?ジュース?せっかくなんだから飲みなよー。」
「昼間っから酔っ払えないよ!ロッタだって、車、どうすんのよ。」
「あたし、この後仕事行くから、橘花、乗って帰ってよ。」
「えー?左京の車じゃん。ぶつけたらイヤだしー。」

「橘花だったら左京も怒んないよ。」
「えー?なにそれー?」
「あんたさぁ、もっと自信、持ちなよー。もっと自信持たないと、いい女になれないよ?」
「なにそれ!・・・もう酔ってんの?」
「このくらいで酔わないって。・・・ギルに聞いたんだけどさぁー・・・。」
「なに?」

「・・・やっぱいいや。」
「えー。気になるー。」
「自分のことばっかりじゃなくって、もっと周り見てみな、っとことよ!」

「そんな余裕、ないよ。いっぱいいっぱい。」
「ああ・・・。だからかぁ。」
「ん?」
「なんでもないー。」
「変なのっ。トイレ行ってくる。」

百戦錬磨のロッタには分かってしまいました。
「橘花、ボケなのか天然なのかって思ってたけど・・・脇目も振らずに一生懸命だから、ダニエルも宗太も惚れるのかー。二人とも手玉に取っちゃえ!」

周りの目を気にしない一生懸命さが、人を惹きつけるのだろう、とロッタは思いました。
かくいう自分も、妙な意味ではなく、橘花のことが好きなのですから。
橘花自身は人付き合いが苦手そうではあるけれども、いっしょにいて、気を使わなくていい気楽さが、橘花にはあるようです。

「やぁ!ロッタちゃん。今日はキレイだね~。」
「今日は?あたしはいっつもキレイだよー。」

「あ・・・そういうんじゃなくってね!今日は格別キレイってこと!」
「分かってるよ。そんなん。」
「たまにはオイラとデートしない?」
「あ。時間切れ。仕事の時間だー。じゃあねー。」
「残念~。」

スケ三郎に口説かれても、決して踏み込んでいかないロッタ。
「悪いけど、オトコは見た目なの。口説いたり口説かれたりするのは楽しいけど。」

オトコを誘惑するのはロッタの娯楽です。
自分に魅力がある、ってことを再認識できるので楽しいんです。

ロッタが仕事に行ってしまいましたので、一人で残るわけにもいかず、橘花も帰ってきました。
「あー。なんだか楽しかったなぁ。」

心なしか、表情も少し明るくなったようです。
「あ、橘花。・・・なんだ?その格好・・・。」
「うん。ちょっと遊び行ってた。」
「ロッタも?」
「うん。途中で仕事に行っちゃったよ。」

「ま、お前が一緒だったんなら大丈夫だろうが・・・あいつ、オトコにちょっかいかけてなかったか?」
「そんなことしないよー。あんまり人もいなかったし。」
「ふむ・・・それならいい。」

そんなに心配なら、早くプロポーズでもすればいいのに・・・と思うんですが。

「あー。お腹減っちゃった。」

ずっと踊っていて、飲み物しか飲んでいなかったので、着替えもせずに食事を作っていると、ダニエルがやってきました。
「わ!なに?その格好・・・。どっか遊び行ってたんだ?」
「うん。」

「ちぇー。なんだよなぁ。俺も誘えよー。」
「ロッタと二人で行ってたんだもん。それに、仕事行ってていなかったじゃん。」

「うん・・・まぁ・・・そうだよな・・・。」

いつになく歯切れの悪いダニエル。
その訳は・・・
『こいつ・・・前から可愛いとは思ってたけど・・・こんなにキレイだったっけ・・・?』

普段とは違う雰囲気の橘花にやられているのでした。
『参ったな・・・。なんか・・・やべー・・・。』

「なーに?じろじろ見てー。・・・あ、やっぱ変?こんな服、似合わないよね。」
「え・・・?う・・・うん・・・。」

「そんな服、オトコに誘ってくれって言ってるようなもんだぜ?」
「誰にも誘われなかったよ?あんまり人がいなかったし。」

「でも、久しぶりに楽しかったなー。ロッタ、また連れてってくんないかなー。」
『俺が・・・』

・・・と言いたいところでしたが、ダニエルは黙り込んでしまいました。

視線が・・・

外せなかったんです。

橘花の白い胸元から。









画像がアップロード出来なくなってたほんのちょっとの間、二次元の世界に旅立ってたら、なかなか戻ってくれなくなってました(^_^;)ゝ
でも、いっぱい萌えを補給してきたので、また頑張って萌えます(笑)

火曜日, 10月 26, 2010

ああっ!しまった!

せっせとレビューの続きを書いていたんですが・・・

画像容量がオーバーして、
SSがアップロード出来なくなって
しまいました!!Σ(゚口゚;

・・・画像、多すぎってことですよねー・・・。(制限は1GBだった・・・)

ただいま、追加容量を購入してますので、ちょっとお待ちくださいませー。

ちなみに、追加20GBで$5って、安いのか高いのか・・・?

月曜日, 10月 25, 2010

ストレス発散作戦

「橘花ー。お前、最近、全然遊んでくれないのなー。」
「仕事、忙しいもん。ダニエルだってそうでしょ?」
「あんなに氷ばっかり彫刻してどうすんの?溶けちゃって勿体無いじゃん。どうせなら木とか石とかでやればいいのに。」

「分かんない。彫刻家のサガよ。」
「宗太が、溶けない氷の彫像の謎、知りたがってたけど・・・それ、なんか関係あんの?」
「は?知らないよ。氷なんだから溶けるの当たり前じゃん。」

どうもやはり、いつもの橘花とはちょっと様子が違います。

「あれー?左京、なんか浮かない顔してー。どしたのー?」
「うん・・・。」

左京は左京で、橘花を責めたてたことを思い悩んでいるようでした。
橘花がウソをついているとは思えなかったし、知らない、というのは本当なのでしょう。
けれど、それなら逆に疑問は大きくなるばかり。
「いや・・・あのさぁ・・・。俺、なんか余計なこと言っちゃったみたいで、橘花ちゃん、元気ないんだよ。」
「なぁーに?ケンカ?」

「そんなんじゃないさ!でも・・・悪いけどロッタちゃん、橘花ちゃんを元気付けてやってくんないかな?」
「あたし?」
「そう。こういうことって、女の子同士の方がいいと思うから・・・。」

「あー。そういうことなら任せて!なんだかよくわかんないけど、橘花を元気付ければいいの?」
「うん。頼んだよ。」

「頼りにしてるから。」
「OK-。」

左京に頼まれて、橘花の慰め役を引き受けました。

「ねー、橘花。近くに新しいお店がオープンしたんだって!行ってみない?」
「んー・・・。あんまり気分、乗らない・・・。」

「そんなこと言わないでさー。あたしもストレス溜まってるし、発散しに行こうよ!」
「ロッタがストレス!?どうしたの!?」
「あたしだってストレス溜まるよー。ギルとなかなか遊べないしー。あいつ、健全だからさぁ。」

「ねっ。」
「うーん・・・。たまには・・・いっか。」

ロッタがこうまで言ってくれているのです。
断る手はありません。
「よしっ。じゃ、あたしの部屋、行ってて。用意してくっから。」
「ん?」

「用意って・・・?」

言われるがままに、ロッタの部屋で待っていると、
「お待たせ、お待たせ。」
「なーに?」

「服よ、服!!着替えなきゃ!用意してきたから!!」
「えー?これじゃダメなの?」

「だって今日は、思いっきり発散しに行くんだもん!!キレイな服着て、ばっちりメイクして行かなきゃ!」
「キレイな服って・・・。」

変身は女の子の醍醐味です。
街のサロンに行ってもよかったけれど、残念なことになるのが目に見えていますので・・・。

「これでどうだ!」
「げっ!」

「これはちょっとマズいっしょ?」
「なんでー?可愛いよっ♪」

「可愛い系は似合わないんだってば!」
「そんなことないのにー。」
「ね、他のないの?」
「んー・・・とっておきだったのにー。」

「じゃあー・・・これっ!」
「う・・・。」

「きゃははーっ!似合う~っ!」
「・・・ねぇ・・・せめて、レギンスはいてもいい・・・?」
「バッカねー!そんなのはいちゃ、ダメだってばー!」

「よーし・・・あたしもこれで!」
「・・・ロッタ、可愛いんだもん・・・。」

「あんたさー、自分が可愛くないとでも思ってんの?」
「可愛くないよ。」
「バッカねー。」
「そんな、バカバカって言わなくても・・・。」

「ま、いいや。左京に車、借りたから!これで行こ!」

「ねー。こんな昼間っからやってるの?」
「24時間開いてるらしいよ!」

二人がやってきたのは、街の中心地の端。
ジムやコインランドリーの並びの、ぽっかり開いた空間に・・・

こんな建物が建っていました。
「なにここ?お城?」
「きゃ。ステキ~♪白亜のお城~♡」
「ロッタって・・・少女趣味ね・・・。」

中は・・・

ホールになっていて、ダンスやドリンクを楽しめるようになっていました。

続きます⇒






・・・また、こんな適当な建物を・・・。
けど、ここには食べ物のレジも設置したし、ネクターも味わえるようにしてみました。
先述のエルディアブロ・バーとは対照的に、明るい感じにしよう!・・・と思ったら、こんなメルヘンチックな感じに・・・。
『ヴァイス・ベルク』とでも名づけましょうかね・・・。